BIOGRAPHY

アーティスト写真

momokei

1975年生まれ。美術教育歴なし。国立図書館情報大学(現・筑波大学)卒業。物心ついた頃から朝から晩まで絵を描き、田舎風景とともに育ちました。

悲しいできごとによって内面で駆け巡ったディープブルーが無数の青い線となって手先から飛び出したのが、momokeiのアートの出発点です。

momokeiはそれを悲しみのメタファーだと思っていましたが、その奥底に広がる愛の色であることを理解しました。鮮やかで強い青をもつ顔料インクをのびやかに使い、金彩や自由な線が躍る、ぼかし効果を使った平面画を描きます。人物や動物や花のようなモチーフが混じった抽象を描き、命のあたたかさや愛を表現しています。


家庭生活を経たのちにアートスピリットが開眼したmomokeiにとって、家庭とアートはお互いに循環し充実を必要とするものです。彼女は日常生活の中に美を見出し、自身の家庭で生じた廃棄予定のもの – 庭で枯れた草花、古紙など – に素材として興味をもっています。
文字を、意味を排除したモチーフとしてとらえる視点をもち、特に子どもの計算用紙の無作為さや平安期のかな文字に興味をもっています。

momokei blue は、寒色なのにやさしさや温かさを感じさせ、人生の悲しみや儚さを愛や優しさに転換します。
作品は美の模索と挑戦をあらわにしており、繊細で柔らかそうに見えて強さを感じさせると好評をいただいています。

2019年 初個展(東京)
2020年 オンライン個展(Chelsea, NY)以降、毎年グループ展へ参加(東京、NY)
2021年 個展(神奈川)
2023年 巨大ライブペインティング(東京)